パイロットコクーンとラミーサファリ 比べてみた
久しぶりに更新になります。
実は7月に記事を用意していたのですが、モータースポーツ活動でドタバタしており、やっと公開です・・・(ゼウスジャパンのモータースポーツブログも是非ごらんください。この度全日本ダートトライアル選手権にBMW MINI R56Sを投入しました♪)
2016年のLAMYサファリの限定色「ライラック」を購入したので、今回は上にあげた3つの万年筆を比較したいと思います。
国産メーカーと海外メーカーの太さの違い
同じ万年筆のF字(細字)M字(中字)でも、国産メーカーと海外メーカーでは実は微妙に太さが違います。
よく聞くのが、
「国産でFを使っているから、海外もFを買ったところ、思ったより太かった」
という点でしょうか。
国産万年筆でFを使っていて、海外でもFぐらいの太さが欲しい場合は、EF(極細)を選ぶと調子が良いです。
また、国産M字相当の万年筆を海外メーカーで欲しい場合には、F(細字)を選ぶといいと思います。
太さと書き心地
LAMYサファリのF字は、パイロット・コクーンF字よりきもち太く、セレモのMよりちょっと細い感じです。
小さめの手帳に書き込むのは厳しいですが、
書き心地は「するする」
パイロットもプラチナもどちらも「カリカリ」という感じがしますが、LAMYはカリカリ感を感じません。
筆記速度が速いと、ちょっともたつきを感じる点が気になります。
価格相応といったところでしょうか。
新作でます
LAMYは秋ごろに新作がでます。
こちらもゼウスジャパンでは入荷予定ですので、お楽しみに!
モレスキンと万年筆
クリーム色系の紙が好きで、打ち合わせとかにモレスキンのラージと万年筆の組み合わせを使っているのですが、盛大に裏抜けします。
この写真で使っているのは、プラチナ#3776センチュリー F
反対ページ書けないよー状態です。
で、Fが太いのかと思い、同じプラチナのUEF(超極細)ニブも試してみました。
こんな感じ。
そんなに、気にならない?
(でもUEFはガシガシ書きたい時には不向き・・・)
ぎっしり書かなければ、ポケットサイズはFいけるんだよなぁと、なんでラージはダメかなぁと。
なおポケットはこんな感じです
なお、この時使っていたのは、パイロットのコクーンF インクはパイロットのカートリッジ。
そんなに気にならない。
なぜだろうと紙の端をはじいていて、なんとなーく紙厚が、ポケットの方が微妙に厚く感じるのです。
モレスキンは以前より紙質が落ちたと言われますが、私が使い出したのは2015年の終わり頃なので、差がわからないです。
これが海外製のスチールニブEFとか調子良いかな?とか色々考えてしまいますが、手元にあるのは国産ばかり!
最近注文したラミーのサファリはFだし!(試すけど)
というわけで、モレスキンは個人的には万年筆で使うにはちょっと裏抜けが気になりますが、鉛筆やボールペンとの相性は最高ですよ〜〜
鉛筆でスケッチやアイディアメモ書くの楽しい紙です。
のりが良くてスラスラ気持ちよく書けます。
なので、書く道具で使い分けるとモレスキンはとても楽しいノートですし、「ちょっと高いかな?」というお値段でも、納得できるノートだと思います。
ちなみに、赤いポケットサイズは「良いな」と思った言葉や文を書いています。
ただ私は万年筆で気持ち良く書き残したいので、これのページがなくなる前に、好みのハードカバーのノートを探す旅が始まりそうです。
神戸派計画のSUITO 入荷しました
神戸派計画 SUITO cleaning paper 万年筆クリーニングペーパー
神戸派計画のSUITOが入荷しました。
昨年の展示会の時にみたのですが、ようやく仕入れました。
これは万年筆のニブの部分を綺麗にするクリーニングペーパーです。
ティッシュだとどうしても繊維がペン先についたりして、いらいらすることないですか?素材はインク吸い取り紙と同じ紙質なのですが、万年筆のクリーニングに特化したアイテムなのです!
インクを入れたときのニブのお掃除や、首軸つけ根を拭くのに最適!
使わないときは、しおりにしたり、ペンケースや手帳にはさんで携帯できます。
使い方はこのとおり↓
自分で実演してる写真がないのは、両手がふさがって撮れないからです・・・
ご容赦ください・・・
1枚に5つのピースついています。このピースをちぎって使います。
1冊で30ピースです。
使ったかんじですが、ペン先がインクで汚れたときにティッシュを使うより、繊維が残らないのが良いです。
ニブのつけ根部分も切り込みのおかげで綺麗にしやすいですね。
外出先で重宝しそうです。
おうちでメンテナンスの時はキムワイプが便利です。
神戸派計画 SUITO blotting paper 吸い取り紙
おなじく、「神戸派計画」のSUITOシリーズ。
こちらは、A5サイズの吸い取り紙です。
ノートや手帳に気持ちよく書いた後、すぐに綴じなくてはならないとき、ちょっとインクがよく出すぎてすってしまいそうな時、このブロッターは重宝しますよ。
私はブロッター用の細長いのを使っていたのですが、これだとノートの広い面をカバーできません。
これならしっかりカバーして、ノートを閉じた反対側のページにインクが写る心配もないですね。ティッシュで吸って「あ・・・」ということももうないです。
システム手帳用でバイブルサイズやA5サイズのものは、以前よりL!FEで出ていたのですが、普通のノートに使えるのは嬉しいです。
そしてなにより、お値段がとてもお手ごろです。
中にはインク吸い取り紙が5枚入っています。
少ないように感じるかもしれませんが、真っ黒(?)になるまで長く長く使えますのでかなりコスパは良いと思います。
最後に・・・
プラチナ万年筆 センチュリー#3776 富士五湖シリーズ「河口」ですが、弊社の割り当て分は店頭で完売いたしました。
ありがとうございました。
7月の新製品情報
7月1日にプラチナとデルタから、それぞれ限定モデルが発売されます。
プラチナ万年筆 #3776CENTURY 山中
プラチナ万年筆からは、2011年から続く「富士五湖シリーズ」の最後の1つ。「河口」が登場します。
夜明け前の一瞬に、深いブルーに染まる空と湖面に映る富士をイメージした透明感のある深い青色”ドーンブルー”を表現したボディ。
天冠の中には富士山を模した金属パーツを封入。
全世界で2500本のみ。シリアルナンバー付きの限定モデルです。
私たちのお店にもFニブとMニブが入荷予定です。
プラチナのスケルトンブルーボディーの万年筆といえば、#3776シャルトルブルーが有名ですが、河口の方がより透明感がアップし、シャルトルブルーのやや紫がかった青よりは純然たる青に近い印象です。
最終モデルのこだわりはボディの色だけではなく、中央リングはプラチナ万年筆初のエッチング技法でロゴを浮かび上がらせ、先の山中から取り入れられた、光線彫りが湖面のピンとはりつめた鏡のような部分と穏やかにゆれる部分を表現しています。
天冠の富士山は夜明け前にうっすらと浮かび上がる様子を再現しています。
DELTA ドルチェビータ オーロ スリムシルバー ワンショット・エディション
DLETAからは、ドルチェビータ オーロの限定モデル。
通常のドルチェビータより細身でフェミニンな感じのスリムモデル。
昨年末に登場したドルチェビータ オーロの色違い。
リングやクリップがシルバーのモデルです。
オーロはイタリア語で「太陽」の意味。
その名のとおり、南イタリアの太陽を浴びた鮮やかなオレンジをイメージした特注レジンのブロックをアルチザン( 伝統職人) が1本1本丁寧に手作りで作り上げた個性的なドルチェビータコレクション。
伝統を愛する人々の為に、新たなクラシック・スタイルの象徴として生まれた
オーロ・スリムのシルバートリム・バージョンがワンショットで登場します。
万年筆はF/Mの2種類。日本には限定で40本入荷されます。ボールペンは50本です。
当店には各1本ずつの入荷予定です。
発売は6月下旬。品物がまだ手元にないので、入荷次第写真をアップします!
どうぞお楽しみに!!
悲しい別れ さよならエミリア・ロマーニャ
14日の早朝。
警備会社から東川口本店に泥棒が入ったと連絡がありました。
大急ぎで会社に向かいました。
ドアのガラスが割られていました。
いわゆる「サムターン回し」という手口みたいです。
驚きと怒りと焦り・・・中の様子が気になりますが、鑑識さんが作業をしているので中に入れません。
しばらくしてから、「中を確認してください」と言われ、代表と共に店内に入ります。
先日ご紹介した、DELTAのエミリア・ロマーニャの万年筆とボールペンが消えていました。
あと、私が一番最初にデザインしたシステム手帳バインダー1冊。
その下に飾ってあったバッグも1個無くなっていました。
きっとエミリア・ロマーニャとシステム手帳をそのバッグに詰めて逃走したのでしょう。
火曜日はお店の営業日です。
この日はあまりのショックで臨時休業したのは、フェイスブックで書いたとおりです。
がっつり凹みました。
悔しくて悲しかったです。
それは、エミリア・ロマーニャが限定品だからだけではないです。
私はお店に出す品物はこだわりと愛情をもって選定しています。
エミリア・ロマーニャも案内が来たときに、その美しさに惚れて入れた品物です。
そして、これはどんな品物でもそうですが、手にした人が喜んでくれる、手元にくるのを笑顔で待ち望んでくれてる・・・この品物は大切に愛される・・・そう思って送り出します。
エミリア・ロマーニャもシステム手帳もバッグも、「じゃあね」って声をかけてあげることも、手にされるお客様の笑顔を想像することもなく、忽然と消えてしまいました。
もう、こんな悲しいことはいやです。
いやなので、今回泥棒に入られたことを教訓に次へ進もうと思います。
こっから先は、多分ブログを見て情報収集してたであろう、泥棒さんへのメッセージです。
泥棒さん。
お店のドアものすごく頑張って破りあけましたね。
サムターンをまわすのにワイヤー切ったり大変でしたね。
エミリア・ロマーニャは転売目的かもしれませんが、50本の限定品ですのですぐに特定されます。
もしかしたら、あなた自身がエミリア・ロマーニャが欲しかったのかもしれませんね。
レッドステッチのシステム手帳が無かったのをみて、なんとなくそう思いました。
もし、あなたが自分で欲しくて使いたくて盗んだと思ってお話しましょう。
そのDELTAの万年筆とボールペンの書き味はいかがですか?
14Kニブの書き心地、楽しいでしょう?(インクもってる?)
ボールペンのツイスト感も気持ちよいですよね?
手に入れてウキウキしていますか?
あなたが手にいれたシステム手帳。他のシステム手帳と比べると、太くて大きいでしょう。それは、私がフランクリン・プランナーを使っていて、そのリフィルにあわせたサイズにしたからです。
フランクリン・プランナー知っていますか?
7つの習慣って知っていますか?
もし知らなかったら、マンガ版も出ているので一度読んでみてください。
あなたの人生がよりよいものになると思います。
あなたが手に入れたもの。あなたは満足していますか?
でも忘れないでください。
それはあなたが不法な方法で手にいれたのだということを。
使うたびに、見るたびにあなたはあの時の「怖さ」と「不安」を思い出すでしょう。
ある人がこういいました「泥棒はものを盗むのと一緒に、そこにある悪いものも一緒にもっていく」それを聞いて得心しました。
いろいろ悔しい思いもありますが、得るものもありました。ついでに悪いものも持って行ってくれてありがとうございます。
あとですね、カメラは必ずしも「見えるように設置してあるとは限らない」ということを覚えて置いてください。
願わくば、あなたがこれ以上道を踏み外すことなく、誠実な生き方ができますように。
デルタ(DELTA) イタリアン・リージョンズ・コレクション 第6弾 エミリア・ロマーニャ 入荷しました
こちらも以前ご紹介していた、DELTAの日本限定モデル(各50本)
イタリアン・リージョンズ・コレクション エミリア・ロマーニャです。
実は5月末に入荷してました。
食材の宝庫といわれ、とても豊かなイタリアの州、「エミリア・ロマーニャ」
この地をイメージして、ブラウンとアイボリーのレジンを職人さんが1本1本丁寧に削りだして仕上げた1本。
シルバーリングの上にはイタリア国旗を模した3色のレジン。
とても美しい1本です。
万年筆のニブは14KのFニブです。両用式でサービスインク(ブラック)が1箱ついてきます。
こちらはボールペン。
この佇まい。うっとりします。
繰出しの機構はツイスト式。気持ちのよい動きをします。
この限定モデル。どちらも各1本ずつしか在庫しておりません。
恐らく、6月9日発売の趣味の文具箱にも掲載されていると思うので、早期の完売必須です。
今月の終わりあたりに新しい限定モデルのお知らせができると思います。
どうぞお楽しみに!!