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ブングログ

手にした文具のことから本のことなど

セーラー万年筆 「ふでDEまんねん」

万年筆

初めてこの名前を見たとき、某製薬会社的なネーミングに、微妙な胡散臭さを感じたものです。

なにしろセーラー万年筆は「ハイエースネオ」しか持っていなかったので、その使用感でなんとな~くセーラー万年筆は遠くから見ていた感じなのです。
そのため、セーラー万年筆が老舗のブランドで、とても腕の良い職人さんがたくさんいて、ファンがたくさんいらしても、安価で手軽な万年筆ではその恩恵は受けられないんだろうなぁ・・・と思っていました。
はじめての万年筆の第一印象って大事だなぁと今でも思います。

「ふでDEまんねん」は雑誌で「長刀ふでDEまんねん」を絶賛していたことでとても興味をもちました。
また、万年筆画の先生の記事でも、「ふでDEまんねん」をお薦めしていたので、1本で細い線から太い線まで表現できる万年筆って、どんなんだろう・・・と俄然興味をかきたてられました。
そこで入手したのがプロフィット ふでDEまんねん」です。

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普通のプロフィットシリーズの万年筆の佇まいです。2000円です。

パッケージに色気も何もないですが、使い方の説明があるので、初めての方に安心してお勧めできます。

残念ながら、長刀ふでDEまんねん」は完全受注で現在は注文を受け付けしていないそうなので(あっても買えないけど)、現在手に入るのは、「プロフィット ふでDEまんねん」(2000円:東川口本店でも販売中)もしくは、「ふでDEまんねん 若竹(55度)」(1000円)か「ふでDEまんねん(紺:40度)」(1000円)の3種類です。

プロフィットと若竹はいずれもペン先角度は55度。立てて書く人に向いています。

(写真はプロフィットのペン先です)

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紺の40度は寝かせ気味に書く方に向いているそうです。
商品のラインナップからみるに主流は55度なのでしょう。

このふでDEまんねんの面白いところは、立てて書くと細字、寝かせて書くと太字に変化するところです。(ふでDeまんねんのインク色はプラチナのブルーブラック使用)

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これは他社の万年筆にはない特徴で、最初は多少の慣れが必要ですが、慣れてしまえば自由自在に太く書いたり細く書いたりすることができます。
大きく文字を書いて遊ぶのも楽しいです。
筆のような筆致が手軽に楽しめます。楽しいというか面白い!
これは実用重視で使っているFやEF、UEFにはできない事です。
確かに、このペンなら顔料系インクを使って水彩画を楽しむこともできそうです。

筆記感はステンレスニブ特有の硬めのカリカリ感。
インクフローも悪くはありません。
ハイエースネオで1000円だすより、もう少し出してこちらをお薦めします。

確か、ふでDEまんねんと同じぐらいに出てきたのが、マイファーストだったような気がします。

それと、前回ちらりとご紹介した「クリアキャンデーシリーズ」。
実はマイファーストに入っている通常のペン先と「クリアキャンディー」は同じもののようです。というか、ボディはクリアキャンディーですね。多分同じでしょう。

ペン先は「クリアキャンディー」と同じステンレスの中細。

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ハイエースネオ」よりニブも広めでインクフローもまずまず。
(最初にマイファーストを手にしていれば、私のセーラー感はもっと違ったかもしれません。)

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マイファーストは2000円で1本のボディに中細ニブと特殊ニブ(ふでDEまんねんの55度)の両方が手に入るので、「クリアキャンディー」の可愛いらしすぎさとチープさにちょっと手が出し辛いと感じたら、このマイファースト」がおすすめです。

写真はマイファーストとプロフィトふでDEまんねんのニブです。

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ふでDEまんねんの特殊ニブが気に入らなかったら、ペン先を変えて普通の万年筆として使えば良いのですから。
なお、セーラー万年筆のサイトにいくと、「マイファースト」も在庫限りとのこと。

私のお店でこれは置いていないのですが、このまま終わってしまうのでしょうか。
もしもマイファースト」に興味をおもちでしたらお早めに。

このセットに入っていたセーラーのブルーのインクはとても鮮やかで優しい印象の青。とても好きになりました。

ふでDeまんねんとマイファーストで、ワンランク上のセーラー万年筆が気になってきました。
物欲センサーが大変なことになりそうです・・・